素直の方が好きですか?


「ってか……おとさぁこんな時間に出てきていいの?
おじさんとおばさん怒らない?」

「ん?……ああ、それなら大丈夫。でさぁ、泊めて」

な、なんだって!?
泊めて!?

い、いきなり!?しかもなんかサラリと言ったよね!?今……。

「なんで!?」

「だって親に泊まってくるって言っちゃったし」

恐ろしい子!

「葉月君も別にいいでしょ~?」

「いんじゃねぇの?
姉ちゃんも泊めてやれよ、おとくらい」

「生意気!これでも年上だよ!?
おとお姉様って呼「仕方ないな…」

「おとお姉様なんてほんの冗談よ…。」

「で、おとはあたしと何が話したかったの?」

あたしはさりげなく葉月に出てけという風に睨みおとに聞いた。

「智葉がいきなり電話するから気になっちゃって」

「そっか…なんかごめんね」

「違うよ!智葉は悪くないし!!」

< 358 / 526 >

この作品をシェア

pagetop