素直の方が好きですか?
「…あんなのって」
「ごめんなさい…。」
「葵ちゃんが謝ることじゃない」
「あの…私、お姉ちゃんに会いたいです。」
「いいよ。行こ」
そう言って病院に向かった。
お母さん…茜ちゃん、家族にしてもいいかなぁ?
「茜ちゃん…」
「智葉ちゃん…」
「会わせたい人がいるんだ」
キョトンとした顔になる。
「おねえ、ちゃん…」
葵ちゃんを見た瞬間目の色が変わった。
「帰れ…帰れ帰れ帰れ帰れ!!」
「違う…聞いてお姉ちゃん!」
「帰れ!今すぐ私の前から姿を消せ!」
茜ちゃんは声を張り上げ怒鳴った。
「嫌だ!」
それに負けじと、葵ちゃんはさらに大きな声で叫んだ。
これには茜ちゃんも驚いたようで止まった。