素直の方が好きですか?
「ん~…」
また今日もいつもと同じ朝が来る。
「…はよ」
「ん゙ー…早いね…」
「まぁな」
「あっ、そか…葉月今日からテストだっけ?」
「そう」
「ガンバレー」
「棒読みかよ」
あたしは簡単に朝ごはんを食べて学校に向かった。
葉月はとっくに出ていったみたい。
「よっ」
―バタン
いつかのようにあたしは勢いよくドアを閉めてしまった。
いや、だ、だって…
今…外に…。
もう一度恐る恐るドアを開けた。
や、やっぱりいる!
な、なな何で!?
何で想がいるの!?
「…閉めんじゃねぇよ」
こ、こわっ!
「ご、ごめっ…」
「とにかく出てこいよ。」
そう言われあたしは渋々外に出た。
「…何でいるのよ!」