* 恋する猫 *
ひとつ
ひとつ 何かを探してた

もう一人の僕なのか
もしかしたら君だったのか
樹から落ちて行くリンゴだったかも

ひとつ 何かを求めてた

独りじゃない証拠なのか
永遠の愛がある証拠だったのか
甘い時間を創るリンゴだったかも


空に種を蒔いて 星の樹を育てよう

無限に広がるこの世界で
君に出会いたい

無限に広がるこの世界で
君に出会いたい

もし星になってしまっても
君の隣で光っていたい


ひとつ 君になりたい

どこまでが僕なのか
どこからが君だったのか
たったひとつのリンゴだったかも

ひとつ 二人きりになりたい

世界から切り離されたのかな
僕らが切り離したんだっけか
僕らはリンゴだったのかも


空に散らばる星の樹から
落ちた僕らは少し痛んでた

無限に広がるこの世界で
ぴったりしっくり

無限に広がるこの世界で
君に出会えたよ

もしいつか分かれ道が来ても
僕らはひとつのリンゴだから

離れられはしないよ

僕らはふたつに見えても

ひとつのリンゴだから


空に種を蒔いて 星の樹を育てよう

無限に広がるこの世界で
君に出会いたい

無限に広がるこの世界で
君に出会えたよ

もし星になってしまっても
君の隣で光っていたい

僕らはふたつに見えても

ひとつのリンゴだから

ひとつのリンゴだから
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