* 恋する猫 *
Contempt
閉ざされた願いを
呟きながら
僕は自ら罵ってみる
自虐的になりたい時もあるのさ

今此処で君が僕を抱き締めたら
自嘲的に笑うだろう

心から君が欲しくて
心から君を壊したい

狂っていく歯車に身を任せて
もう失うものはない筈なのに
僕の頬を伝う暖かい涙


願いは空しく
流れ星に乗って
誰もいない何処か宇宙に
僕の想いは報われる?

今此処で君が僕に接吻[キス]したら
狂喜に満ちてしまうよ

心から君を想っていて
心から君の幸せを

捩れた心が僕を支配してて
恐怖から開放されたくても
伸ばした手の行き場はなくて


僕にはもう君を愛す事しか出来ないよ
自虐的に自嘲的に
僕は僕を壊す

もう一度笑って
あと少しだけ傍にいて
もう一晩安らぎを下さい

あとはもう何も望まないから
< 15 / 20 >

この作品をシェア

pagetop