* 恋する猫 *
華火
運命だなんて
君は信じていたの?
似合わない事をするのが
好きだったものね

神様に頼って生きたわけじゃないよ
だって神様は嫉妬と欲望ばかり
僕らに親切な未来はくれない

神様に祈って生きたわけじゃないでしょ
だって神様を愛したのは君で
神様が僕らを愛す事はないもの

あの空で咲いた華が
僕を圧倒 落ちて来る
空にキスして
夢を支配したいけど
本当は怯えた心は
どうしたって隠せなくて

君に逢いたい
今すぐ逢いたい
だから僕は駆けて行く

奇跡なんて
君は待っていたの?
不自然な出来事を見るのが
好きだったものね

神様を想って生きたわけじゃないよ
だって神様はいつも意地悪で
僕らに飴玉ひとつくれやしない

神様を信じて生きたわけじゃないでしょ
だって神様に近いのは
いつだって僕らじゃないものね

あの空に咲く華
君は神様を知ってる?
空に涙して
夢に帰りたいけど
足が棒になって動けなくて

君に逢いたい
今すぐ逢いたい
だから僕は駆けて行く

君に逢いたい
今すぐ逢いたい
だから僕は駆けて行く
< 18 / 20 >

この作品をシェア

pagetop