* 恋する猫 *
メロメロ
強引なまでの
あたしを笑顔にする力に

極端過ぎる程の
孤独さに溺れる弱さに

無邪気な笑い声に

きっとあたしメロメロ

少し照れて笑いながら
ぎゅうッて抱き締められて
あたしもうメロメロ

少し照れて笑いながら
甘い言葉を投げる貴方に
あたしもうメロメロ

少し照れた
貴方のふざけた顔に
あたし‥もう‥メロメロ


ちょっと弱音
ちょっと本音
零れた瞬間
貴方抱き締めたくて

ちょっと泣きそう
ちょっと真面目な話
溢れた瞬間
貴方の手しがみつきたくて

ずっとずっと
一緒に居たいと思うから
もっともっと
早く逢いたかったの

叶わないけど
あたしの知らない貴方
もっともっと
見ていたかったよ


貴方の温もり
まだ此処にあって
全然忘れられないんだけど
貴方の声
まだ耳の奥響いてて
全然忘れられないんだけど

ねぇ
何処行っちゃってんの

ねぇ
ちゃんと前見れてる

ねぇ
あたし此処に居るよ

ねぇ
考え過ぎんな

ほら
笑っちゃえよ


上に走って行くんでしょ
あたし付いて行くからさ
馬鹿みたいに自信過剰に
自分の世界で笑おうよ


困った顔しないでよ
らしくないじゃん?
あたし笑うよ
だから‥わかるでしょ?


ぼやぼやしてたら
置いてくよ

まだ此処はゴールじゃないよ
先は長いんだから
誰よりも多く笑おうよ
< 8 / 20 >

この作品をシェア

pagetop