それでも好きだった
朝起きて、紗月を一緒に朝ごはんを食べる。
食べ終わり、紗月が化粧をしている間私は仕度を終え、雑誌を読んでいた。
「華夜も化粧しようよ!」
「いやだ」
「なんで~!?」
私は興味のない物をしたいとは思わない。
それに似合う子が化粧をすればいいと思う。
私が化粧したら変じゃん。
それに時間かかるし、めんどくさい。
「せっかく付き合うことになったんだし、やってみればいいじゃん!」
膨れ面で言う紗月は、アイロンをしていた。
今日はいつものフワフワした髪型じゃなく、シンプルにストレートにしていた。
紗月は化粧をしなくても可愛いのになぁって思う。
まぁしたらしたで可愛いんだけどね。