それでも好きだった










「…へ?」

「何、このスタイルの良さ!ってかやっぱり黒の水着似合う~」



そう言って抱きついてくる。


その勢いに押されそうになる。



どうやら私が思っていたことと違うことで驚いていたらしい。


ってかちゃんと食べてるし!


しかもスタイル良くない!



お世辞にもほどがある。





「紗月のほうがスタイルいいじゃん」

「全然だよ!華夜が羨ましい」



羨ましいわけがない。


胸もないし、太いし、ギリギリ並みぐらいだと思うけど、私は紗月が羨ましい。


可愛いし、胸あるし、モデル体系じゃん。





「華夜は太くないよ。さっ、行こう!」


私の腕を引っ張る彼女はルンルンだった。


なんかうまいことのせられた様な気がする…。



結局、パーカーは脱がずちゃんと前も閉めた。


紗月はも~!と頬を膨らませていたが気にしなかった。


















< 149 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop