それでも好きだった
「止め!」
すべての教科が終了した。
全身の力が抜けた感じがした。
やっと終わった。
あの地獄のような日々もしばらくはない。
そう思うと嬉しかった。
テスト中のことはあまり覚えていない。
本当に結果が分からないと受かったかなんて分からない。
それでも全力は尽くした。
悔いはない。
それだけでもよかった。
「華夜~!どうだった?」
「やるだけやったって感じ」
「私も!」
お互いやることはやった。
後は結果を待つだけだ。
その日は帰りにファミレスでパフェを食べて帰った。
今日はすごく疲れた。
私はすぐにお風呂に入り、寝ることにした。
今日はお疲れ、私。