それでも好きだった
「こんな私だけど友達でいてくれますか?」
「もちろん!」
私たちは握手をした。
自然とお互い手が出てしまったんだ。
この場所で新たなスタートをきって終わり、また新たなスタートが始まる。
この場所と聡君と付き合ってた短い期間は絶対に忘れない。
私の大切な初彼。
初めて抱きしめ、手をつなぎ、大きな手で頭を撫でられた。
くすぐったい気持を教えてくれたのは誰でもない。
聡君なんだ。
ありがとう。
こんな私を愛してくれて。
大切にしてくれて。
あなたの隣にいて私は本当に幸せでした。
相談にものってくれた。
誰よりも私の気持ちに気づいてくれた。
そんなあなたが私の初めての彼氏で本当によかった。
好きと言ってくれてありがとう。
この時間を忘れない。