それでも好きだった












結果なんて分かりきってる。




岡田君にはもう彼女が居る。


紗月という私の親友が…。




なら当たって砕けろだ。







言わないまま後悔するより、言って後悔の方がよっぽどマシだ。












紗月と岡田君を別れさせる気はない。



紗月がどれだけ彼を好きかなんて親友の私が一番よく知っている。



それに岡田君だって…。






彼らの近くで見てきたんだ。



だからせめて言わせて欲しい。






“好き”という二文字だけ。






それだけで十分だから。







諦めるのはそれからでいいよね…。


















< 186 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop