それでも好きだった
「何?二人で旅行行ったの?」
「前から言ってたし」
どんだけ聞いてないんだ私は…。
「んで、何でおばあちゃんのとこ?」
「お前が家事できねぇからだろ」
そうでしたね。
乙女じゃなくてすみませんね。
「だから準備しろよ」
それだけ言って私の部屋から出て行った。
なんか弟のほうが大人っぽい。
中学生のくせして…。
まぁ久しぶりにおばあちゃんの家に行けるのは嬉しい。
さっさと準備して行きますか。