それでも好きだった








ある休みの日。




勉強尽くしだった私に、お母さんが生き抜きにおばあちゃん家行っておいでと言われた。


気晴らしにいいと思って行くことにした。







紗月に声をかけてみた。



おばあちゃんとも仲がいい紗月を呼べば、おばあちゃんも喜ぶと思った。






でも、紗月は彼氏と会う約束しているらしい。



だったらしょうがない。


彼氏は大事にしないとね。






そんなこんなんで、一人で行くことになった。








電車に乗り込み、おばあちゃん家に向かう。


相変わらず人が多い。





窓の外を見ながら着くのを待つ。








降りる駅に着き、人ごみを掻き分け電車から降りたとき、誰かにぶつかってしまった。











< 2 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop