それでも好きだった
彼の隣にいた男の子もこっちを向いて、手を振ってきた。
だから私は、彼同様に小さく振り返した。
誰だか分からないけど、一応ね。
岡田君はその人の頭をバシッと叩いて、何か言い合っていた。
そんな彼らの姿に笑ってしまった。
クスクスと笑っていたら、先生にじろっと睨まれてしまった。
私は頭を下げて心の中で謝り、もう一度外を見た。
彼らは、授業に戻っていた。
私は一気に睡魔が襲い、眠たくなってきた。
欠伸をして、私は紗月に言われた事なんて忘れて眠ってしまった。
それから私は紗月に起こされ、やっぱり寝てたね。と笑われた。
この日は少しほとんどボーッとしていた。
だからなのか、授業が早く終わった気がする。
今日は紗月と一緒に帰り、早めに寝た。