それでも好きだった
この四人でいるときはこれが当たり前になっていた。
いつも元気な紗月と聡君、冷静な岡田君、無関心な私。
なんともすごい組み合わせだけど、それでもやっていけるのがすごいと思う。
別に、私と聡君は二人の親友だからいるだけなんだと思うんだけど、いまいち聡君の考えが分からない。
たぶん今回のことも、紗月と一緒になって回ろう!とか言ったんだろうな。
わざわざ四人で回らなくてもいいのに…。
ジェットコースターに乗り終え、その後もいろいろな乗り物に乗った。
楽しくないわけじゃないけど、乗り物に乗りすぎた所為か、少し疲れてきた。
途中で昼食を摂ることにした。
たくさん乗ったのに、私以外全員はまだまだ元気だった。
どんだけ体力があるんだろうか。