愛しいキミへ
また、あの時と一緒だ…
あの…雨の日の夜…
『騙してたんだ……』
その言葉が、頭の中でグルグル回る。
絶対、またあの時のように…
離れてく、、
「なーんて、言うと思う?少し話は聞かせてもらったけど、騙されたなんて思わないでしょ。私はイイと思うけどな…、素で。」
「えっ??」
どうして…
何で離れてかないんだ…
騙されたって、離れてかない…
「だから言っただろ??」
俺は慎に肩をポンッと叩かれた。
「あっ!こっち、私の親友。」
いきなり椎凪は思い付いたように言って、少し隣りにずれた。
すると、奥から入ってきた元気そうな女。
椎凪は美少女
親友の女も美人
そんで慎も結構なイケメン
何なんだ?
この集まり…
「隼斗くん?はじめまして♪篠原 遥(シノハラ ハルカ)です!ヨロシクー♪」
俺の目の前に立って、握手を求めてきた。