愛しいキミへ
「他の人の気持ちも考えなさい。自分勝手に行動するから、迷惑がかかるのよ。」
しーんと静まり返った校庭。
しばらくして、全員が声を合わせて言う。
「「「カッコいいぃ~☆」」」
校庭にいた生徒達は、声を揃えて言った。
面白い女♪
まぢウケるんだけど…
一瞬で黙らせて、従わせるなんて。
椎凪…
お前の事。
どんどん知りたくなってきたよ。
椎凪達に学園長室までついてきてもらい、その後三人は教室へ行った。
「じゃあ待たねー♪」
遥が元気よく手を振り、横で慎と椎凪がゆっくり手を振ってた。
「失礼します。」
王子キャラにしっかり戻して、学園長室へ入った。
学園長からの長々とした話を聞かされると思ってた。
でも、簡潔に重要な所だけパッと話してくれたから助かった。
「分かったかしら?」
「はい。凄く、簡潔に話してくださって。」
「私、長々と話すの嫌いなのよ。」
「そうなんですか。」
こっちは超ラッキー♪
この学園けっこうイイかも♪
「あっ!あなたのクラスは1―C。担任の先生がもうすぐ迎えにくるわ。」
1―C…か。
担任って、どんな奴だろ。
まあ別に興味ねえけど??