愛しいキミへ
転校してから1週間。
アイツらとも結構仲良くなって、いろいろと知った。
①椎凪が学年トップの頭の持ち主だという事
②遥が意外にも学年2位だという事
③慎と秀治が馬鹿だという事
④椎凪 → バスケ部マネ
遥 → バスケ部マネ
慎 → バスケ部
秀治 → バスケ部
…に所属していたという事
⑤最近知って、一番驚いたのは…慎と遥がカレカノだったという事
八重のHRが始まるまでの時間。
いつものように、四人で喋っていた。
「まさかお前らが付き合ってたとはな…」
「知ってると思ってたよ。まさか1週間もこんなに近くにいて、ねぇ?」
「だよな、俺もビックリ!!」
遥の後に、慎が続けた。
「隼斗は何か、部活入んないの?」
椎凪が思い付いたように、俺に言う。
「別に…。入るつもりはないけど、、」
「何で??もったいないよ!!体育の時間とか超運動神経抜群じゃん!」
椎凪の言葉が嬉しくて、しょうがなかった。
コイツら全員バスケ部入ってるから、バスケ部でもいいかな?とか思ってたんだけど…
すると、いきなり聞こえる歓声。
「「「「キャー!!」」」」
「「「「天宮先輩~!!」」」」
天宮???
誰だそいつ。