愛しいキミへ



人がいる気配がない。

俺が校庭を歩いてたら、木に寄り掛かって寝ている女を発見。


近付いていくと、人形みたいな可愛い顔。



「カワイイ…/////」



その声で起きちまったのか、目を覚ました。



「…ん、んぅー」



少し背伸びをして、猫みたいに手と足を伸ばしてた。目を開けたら、飛び起きた。



「だ、誰??」


「あっ!僕、転校生なんですけど…」


「そうだんだんだ。でも、早いね。始まるまで、1時間もあるよ??」


「えっ!?」



俺は腕時計を確認した。

現在7:50

前の学校は8:00から始まったから、ココもそうだと思ってたんだけど…

あと1時間??

9:00からなのか??



「うちの学校、9:00からなのよ。伝わってなかったのかな?」



そう言いながら、その女は立ち上がった。

多分、こいつモテるんだろうな。


栗色の髪にウエーブをかけている、綺麗な髪。

パッチリとした二重の目に、長いまつ毛。

ピンクの可愛らしい唇

白い手と長い脚


完璧な美少女。



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