愛しいキミへ
「うっそー!!!」
「最悪っ…」
二人の生徒が声を上げた。
さあ、この声の主は…
皆さんもお分かりでしょうけど、一人は私。椎凪です。
はあー。
最悪ですね、、、
「嘘っ!!」
「まぢで??」
「何気に良かったんじゃね?」
そんな声がちらほら聞こえる。
「都城と…篠原か?」
そう、私と遥だった。
さっきの二人の声は、
「うっそー!!!」
↑↑ 遥
「最悪っ…」
↑↑ 私(椎凪)
だったのです。
「学園の美少女、トップ2が出るなんて見応えあるな~!」
それ、先生が言うセリフですか??
やっちゃん…
男子達も頷いてるし。
コスプレ走…通称:コス走にだけは出たくなかったのに、、、
「椎、一緒だね☆ヨロシクぅー♪」
「いろんな意味でね♪」
私と遥はパンッと手を合わせた。