愛しいキミへ



いつもより早く、放課後がきたような気がした。



「「放課後がきてしまった。」」



私と遥は机に顔をつけながら言った。



「行かなくちゃね?」


「よしっ!行ってくる!!」



私と遥は決意を決めて、立ち上がった。
慎と隼斗は手を振って送出してくれた。



第三会議室へ着いた。
ドアをガラッと開けると、中は真っ暗。

まだ誰もきていないらしく、私達が一番乗りらしい。



「中に入ってよっか。」


「だね…。」



電気を付けて、イスに座った。


正面同士に座って、去年行われたコス走について話してた。



そこへ、何人か会議室へ入ってきた。



「面倒くせーなー!!」



聞き覚えのある声。
あいつの声…
まさかとは思うけど……



< 34 / 114 >

この作品をシェア

pagetop