愛しいキミへ
「コイツらに、そんな気を使う意味が分からん…」
秀治は、私の幼馴染み…
私達を姫のように見る生徒達を、秀治はいつも呆れて見る。
「秀治、あんた少しは言葉遣いに気をつけなさい??」
私は面白がって、秀治に言ってやった。
「だから、お前は…わがままお姫様かってんだよ。」
そんな秀治の暴言に、隣りにいた男がゴツンと一発頭を軽く殴った。
「秀治ぃー!!!!都城様に向かって~!!」
「まあ、別にいいんだけど…。いつもの事だし……」
私の意味ありげな発言に、そこにいた私と秀治と遥以外は驚いていた。
「秀治っ!!どういう意味だよ!!」
「あ?別に…。ただ幼馴染みってだけだよ、椎と。」
「「「え゙~~!!」」」