愛しいキミへ



「きゃっ!」


「来いよ。」



渚は私の腕を引っ張って、歩き出した。



「どこに行くの!?」


「気持ちよくなれる場所??」


「嫌だっ!そんな所、行かない!!」


「悪いけど…拒否権無し♪」



拒否権…無し…??

何それ…
意味が分かんない。



「こっち~♪」



バンッ!!



体育館のステージの上にあがり、カーテンの裏に押し倒された。



「ヤダ、やめて…触らないで!!」


「椎…お前を俺で全て染めてやるよ♪」



渚は私を抱き締めて、耳元でそう囁いた。



「やっ、ん…」


渚は私の耳に息を吹き掛け、舌で舐めたんだ。


気持ち悪い…
ヤダ……



「椎って、マジ…耳弱い♪」


「やめてよっ!触らないでっ!!」




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