愛しいキミへ
「だからー、さっきも言ったっしょ??拒否権無しって。」
渚は私の体を自分から放すと、近くにあった縄で縛り始めた。
「渚っ!何すんの!?やめてよ、ねえ!!」
「うるせー、拒否権無しだから。」
まずは…手首。
背中の後ろに腕を回されて、手首を縛られた。
次は、足。
二つの足が、ピタリとくっつく。
歩けそうもない。
最後に、
私の体ごと近くの柱に巻きつけた。
ピッタリと柱にくっついていて、身動きがとれない。
これじゃ、監禁だよ。
「これで、暴れられないな♪」
ブチブチブチブチッ!!!
「イヤぁー!!!!」
一気に、私のブラウス引きちぎった。
止めてあったボタンは無視して、ニヤニヤと私を見た。