愛しいキミへ



「渚ー!!いるかぁ?」


「おう!やっと、きたのかよ。遅かったから、先にやらせてもらってるよ。」


「渚はやる事が、早いんだよ。もっと慎重に楽しめば、いいじゃんか♪」



どういう事??


今の会話だけで、二人の人物が声を出した。


足音を聞いていると、二人だけじゃない気がする。


どんどん近付いてくる足音に、恐怖がこみあげてくる。



「早くしろよー。今、裸にしようと思ってる所なんだけど…」


「マジ??じゃあ、俺も参加したいんだけど~!!」



一人ずつ、ステージに上がってきた。


私の目に映ったのは、金髪のヤンキー達六人。



「可哀相に…、渚ったら縛っちゃったの??」


「いいじゃんか、こっちの方がジッとしてもらえて♪」


「てか、髪の毛ボサボサじゃん。可愛い顔が見えないよ??」



六人のうちの一人が、私に近付いてきて髪を撫でてきた。




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