愛しいキミへ



「最低…、ベラベラと喋るんじゃないわよ!!」


「椎…うるせー!口も塞ぐよ??」


「大っ嫌い!!アンタなんかを好きになった、自分が恥ずかしい!!」



渚の中の堪忍袋が限界に達したらしい。



「お前ら、その女好きにしていいよ??俺は外で見張ってる。コイツの顔見ると、マジで気分悪い…」



渚はステージを降りた。足音がだんだん遠くなっていく。



「さてと、何からやろうかなー♪」


「まずは、全部脱がしちゃえば??」


「スカート、脱がせてみ??」


「ああ。」



そんな声が聞こえる。


涙がどんどんこぼれてきて、男達の顔は全く見えない。



スカートが脱がされた。



「ブラウスはどうする??」


「いいんじゃん?そのぐらいは、あったって。」



後ろに立っていたヤンキーが、少しずつ近付いてきた。





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