愛しいキミへ
「嘘だろ?昨日メールしたじゃんか。椎、宜しく。って…」
慎がメール送ってきたって、夜中じゃんか。見たの朝だったし……
「それ、朝見た。てか、遥がいたんだろ?同じ部屋なんだし…」
「何よ、メールした意味ないじゃない。昨日、アタシも慎は寮に帰ってないの!!」
遥は怒ったように、俺に言う。
てか、そんな事言われたって……
「だから…。ああいう事もあったし、椎が心配だから、隼斗にいてもらおうって話になったんだ。」
「だったら、そう言えよ。」
慎がため息をつきながら言うから、少し強い口調で返した。
そしたら、遥はさっきよりも明らかに怒ってて…。
「だったら、そう言えよ。
……じゃないわよっ!!
普通ああいう状態になってたら、男として側に居てやるもんじゃないの!?
女の子は、そういう時に側にいてほしいの。一人だと、恐くてたまんないの!!
男には分かんないでしょうけど、側に誰かが居てくれるだけで安心するの!!!
置いてくるとか…、ホント有り得ない。」
俺は、遥の怒とうの攻撃に圧倒されて言葉が出ない。