愛しいキミへ
「皆が呼んでないのに、椎凪って呼んで平気??」
「全然いいよ♪嬉しい!!」
「ありがとう。僕は、橘 隼斗。隼斗って呼んで!」
「はや、と??」
「うん!」
「わかった♪隼斗ねー!」
椎凪との楽しい時間。
俺…なんでドキドキしてるんだよ。
「ここを曲がって、すぐだよ!」
階段の所からまっすぐ歩いてきた、初めての曲がり角。
左右に分かれてて、右に曲がった。
3部屋だけあって、角の部屋の戸をノックした。
「誰かいるの??」
「寮は2人で1部屋なの。」
「そうなんだ。」
「あのバカ、いないの??」
椎凪は頬を膨らまして、しばらくすると「入っちゃお!」と言ってドアを開けた。