しらをきるゆきのひめ
気高い白雪姫
白雪姫に継母が来て3ヶ月が過ぎようとしていた。
小さなドアの前に、美しい妖艶な女性が立ち、コンコンと叩いた。
「白雪姫、良い天気ですよ。お外で遊びなさったら??」
女性は優しく問い掛けた。
「結構よ…!!」
ドアの部屋の中の主は、可愛らしい声とは裏腹に、きつい口調でその一言だけ言った。
「………そう………でもたまには外の空気を……」
「結構よ!!」
「いつまでもその部屋の中じゃあ…」
「結・構・よ…!!!」
ドアの前でたたずんでいた女性は悲しく切なく淋しい顔をして、ドアを透き通して部屋の中の主を見つめているかのようなおもむきで、
ごめんね
と呟き、静かに去った。
小さなドアの前に、美しい妖艶な女性が立ち、コンコンと叩いた。
「白雪姫、良い天気ですよ。お外で遊びなさったら??」
女性は優しく問い掛けた。
「結構よ…!!」
ドアの部屋の中の主は、可愛らしい声とは裏腹に、きつい口調でその一言だけ言った。
「………そう………でもたまには外の空気を……」
「結構よ!!」
「いつまでもその部屋の中じゃあ…」
「結・構・よ…!!!」
ドアの前でたたずんでいた女性は悲しく切なく淋しい顔をして、ドアを透き通して部屋の中の主を見つめているかのようなおもむきで、
ごめんね
と呟き、静かに去った。