いつも好きでした。
不意に薫に抱き寄せられて

思わず胸がとくんって弾んだ…。

「忘れろよ…前の男なんて…。」

薫の気持ちが伝われば伝わるほど

何も言えなくなって

体を引き離す事もできない私は

頭の中でアキラと…

遊佐の顔を思い描いた。

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