いつも好きでした。
「そういえば…俺、行ってみたいトコがあるんだけど…」

そう言いながらズボンのポケットから学校の案内図を取り出して

私の顔の前に案内図を広げたと思った瞬間

薫の唇が私の唇に触れた…。

(えっ…?!)

何がなんだか分からないうちに、続けてまた唇を奪われて

私…放心状態になって

息もできなかった。


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