いつも好きでした。
「やめろよ遊佐っ!!」

哲平の

怒鳴り声に

背を向けるように

遊佐はまた

黙り込んで

下を向いた。


遊佐に払いのけられた手…

胸の奥に

風穴が開いたみたいに…

遊佐が

知らない人みたいに

思えて…

恐くて

不安になったの…。


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