いつも好きでした。
「観たくないですか?」

「あっ、いやっそんなんじゃないよ。

観ようか!」

遊佐の手を引っ張って映画館に入った。


薫と来た時は…

薫と繋いだ手が恥ずかしくて…


頭をぶんぶんと振って

考えるのをやめにした。


< 349 / 497 >

この作品をシェア

pagetop