いつも好きでした。

ヤキモチなんて妬ける立場じゃない…

私は遊佐の彼女なんだから…

なのに

どうしようもないくらい軋む胸の奥。

じわじわ締め付けるみたいに…


なのに

咄嗟に抱きしめられたって

どうしたらいいか分からないよ。

遊佐の顔が浮かんで

必死に薫から離れようとするのに

薫の力の方が何倍も強くて…

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