いつも好きでした。
遊佐のいなくなった部屋。

殺風景な部屋が

更に殺風景になった気がして淋しくなった。

「なんか熱でてると心細いよ…」

(遊佐、早く帰って来てくれないかな…)

そう思った時

私の気持ちが遊佐に届いたかのように

静かに部屋の扉が開いた。

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