いつも好きでした。
ガチャッ


二人がいっせいに俺を見た。

「優夏さん、解熱剤買って来たから飲んで下さい。」

「ありがとう」

上半身をだるそうに起こした優夏さんに

薬と水を渡した。


薫と優夏さんが二人きりで部屋にいると思うと…

薫や優夏さんを信じてないわけじゃないのに

胸が苦しかった。

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