いつも好きでした。


ラブホテルの一室で

まだ

溢れ出してくる涙を

何度も拭った。



場所を選んでる余裕なんてなかった。

二人きりになれれば

どこだって良かったんだ。


「もう…泣くなよ…」

「だって…だって…私達…お互いにちゃんと付き合ってる人がいるのに…」

「それでも…好きなんだから仕方ねーだろ。」


「でも…」


それはもう聞き飽きた。

これ以上何も言わないでくれ。

やっと

心が繋がったんだから…。

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