恋愛中毒発令中っ!!

「まぁ…感染経路も、分かっていないんですが…命に別状ありません。」


黒木医師は人事のように笑った。

医者として…どうかと思うけど言わなかった。


「インプリン症…はわかりましたけど…何が超注意事項…何ですか?」

黒木医師はホワイトボードに何かを書き始めた。

書き出されたのは“あたしの名前”と“インプリン症の患者”だった。


「インプリンティング症の恐ろしい所は…“発症後に初めて目があった人物に一目惚れする”所にあります」



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