見た目不良な清純派ロマンチスト君
みっくんはずっと微笑み
ながらこっちを見てる
「私可愛くないもん」
我慢の限界で思わず顔を逸らした
「ドジだし地味だしどこがいいのさあ」
つくづく自分の残念さが悲しくなる
もっと可愛かったら
もっとお洒落だったら
もっとみっくんに釣合ってたら
実はいつも考えてた
「ドジなのは認めるけど地味じゃないよ」
「うぅ…やっぱりドジなんだ…」
みっくんの言葉に私は肩を落とした
まあみっくんなら許せるけどさ
「目もクリクリしてるし、まつ毛も長いし、色は白いし、髪の毛綺麗だし、言うことなしだよ」
今のが私だとしても
私の頭にはお人形しか浮ばない
ましてや私と比べたら…
うわーーーん
「それに俺は美優の素直なとこが好きなんだよ?」