見た目不良な清純派ロマンチスト君
「やっと気付いた?」
「えっ?………あっ!!」
私はわかった
あの時左手を握られたのは
指輪をつける為だったんだ
「これからも永遠に一緒に居ような」
私は指輪を見つめながら頷いた
「ありがとう」
「美優、こっち向いて」
私はみっくんに言われたとおり左を向く
私は頭をなでられた
そして
――ガシャンッ
自転車の倒れる音が聞えたと同時に
私とみっくんの唇が重なった
ロマンチストな不良君と
お菓子のような甘い甘いKiss
-END-