人はそれを恋と呼ぶ


動物好きなのか、隣の家の犬を構う少年。


彼はいつも、いろんな話をしてくれる。


学校の事、友達の事、家族の事。


その全てに共通して言えるのは、彼は多分ものすごく人に好かれるタイプだという事。


「今日はみんなで集まって宿題やってたんだけど、結局みんな飽きてさ。そこの公園で花火してたんだ。雅也は怒ってたけどな~。俺ん家来て遊ぶんじゃねぇって。
仕方ねぇだろ?こんなくそ暑い中で勉強なんて出来ねぇもん」


友達も多いらしい彼。


「今日もご主人様は遅いのか?」


< 99 / 165 >

この作品をシェア

pagetop