波紋
そして奴は言った

「何でお前は友達の数だけ人格があるか..分かるか?」

それは人の数だけ理想があるから

「...分かるよな?
友達に振り回されたままで悔しくねえのか?

..描けよ。自分だけの絵。」

「.....」

何も言えなかった

水面だけに頼っていた私には

何と言えば良いのか
何をすれば良いのか

わからなかった
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