愛のため息
言いよどむミイを探るように見つめてたタカちゃん。




『俺に、名誉挽回させてよ』




「・・・え?」



『ミイは今がよければそれでいいって言ってくれたけどさ。

俺はやっぱりミイへの態度は酷かったなって後悔してる。

後悔しても過去には戻れないから、これからミイを大切にしていこうって決めたんだ』



真剣な眼差しで、大切にすると言った言葉に、ドキドキと心臓が鳴りはじめる。




『いっぱい幸せにしてあげたいって思うし、楽しい思い出、作ってあげたいって思う。

でもそれを叶えるのは1人じゃ出来ないから・・・。

だからミイのしたいこと、思ってることをもっと俺に伝えて欲しい。

2人で、たくさん思い出作っていこう?』




ポロリと涙が目から零れて、慌てて下を向いた。




どうしよう。嬉しくて、幸せすぎて泣いちゃったよ。




嬉しいときは笑うってさっき約束したばかりなのに。




タカちゃんが嬉しすぎることを言うからいけないんだ。



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