愛のため息
「日曜だから、映画館も買い物先も、・・・遊園地もきっと混んでるよ」
遊園地というときだけ少し不機嫌そうなミイに苦笑う。
「今、観たい映画も欲しいものも特にないし、人混み苦手だし。コーヒー飲みながらのんびりしてるほうがよっぽどいい」
『・・・そっか。わかった。美味しい店知ってるから楽しみにしておいて』
「うん!タカちゃん大好き!!」
『・・・俺も好きだよ』
そう言って電話を切る。
シン・・・とした室内に響く暖房機のモーター音。
それを聞きながら、ため息が零れた。
ーータカちゃん、大好き!!ーー
少し前まではこの言葉を聞けば、嬉しくてにやけていたのに。
今は、不安で仕方ない気持ちになる。
遊園地というときだけ少し不機嫌そうなミイに苦笑う。
「今、観たい映画も欲しいものも特にないし、人混み苦手だし。コーヒー飲みながらのんびりしてるほうがよっぽどいい」
『・・・そっか。わかった。美味しい店知ってるから楽しみにしておいて』
「うん!タカちゃん大好き!!」
『・・・俺も好きだよ』
そう言って電話を切る。
シン・・・とした室内に響く暖房機のモーター音。
それを聞きながら、ため息が零れた。
ーータカちゃん、大好き!!ーー
少し前まではこの言葉を聞けば、嬉しくてにやけていたのに。
今は、不安で仕方ない気持ちになる。