愛のため息
駅の改札を出て、駅の窓口上にある時計を見る。
少し早く着いたなと思いながら待ち合わせ場所へと向かう。
自分のほうが先に着いただろうし、ミイが来たらすぐに分かるように、周りが良く見える場所に立っていようと、辺りを見渡し、ある一点で視線が止まった。
広場のベンチ脇にミイが立っていたからだった。
俺より先に、俺が駅から出てきたことに気付いていたようで、ニコニコしながら俺を見ていた。
小走りでミイに駆け寄る。
近くで見たミイは黄色地に細かい花柄のワンピースに、体の線が分かる細身の白いジャケットを着て、いつもアップにしている髪は、今日はおろして毛先ふんわりと巻いてあった。
髪型がいつもと違うだけで雰囲気が変わっていて、つい見惚れてしまった。
ボーっとしてたら首を傾げられて、焦ったのはミイには、内緒だ。
「ごめん待たせた?」
『まだ待ち合わせ時間前だよ。だからごめんはおかしいよ』
くすくす笑いながら言われて、言われてみたらその通りだと、俺も笑った。
少し早く着いたなと思いながら待ち合わせ場所へと向かう。
自分のほうが先に着いただろうし、ミイが来たらすぐに分かるように、周りが良く見える場所に立っていようと、辺りを見渡し、ある一点で視線が止まった。
広場のベンチ脇にミイが立っていたからだった。
俺より先に、俺が駅から出てきたことに気付いていたようで、ニコニコしながら俺を見ていた。
小走りでミイに駆け寄る。
近くで見たミイは黄色地に細かい花柄のワンピースに、体の線が分かる細身の白いジャケットを着て、いつもアップにしている髪は、今日はおろして毛先ふんわりと巻いてあった。
髪型がいつもと違うだけで雰囲気が変わっていて、つい見惚れてしまった。
ボーっとしてたら首を傾げられて、焦ったのはミイには、内緒だ。
「ごめん待たせた?」
『まだ待ち合わせ時間前だよ。だからごめんはおかしいよ』
くすくす笑いながら言われて、言われてみたらその通りだと、俺も笑った。