愛のため息
『うわ〜レンガの壁に葉っぱに蔦がいっぱい!すごいね』
駅前通りから2本裏道に入った通りにある 珈琲専門店赤レンガ”
名前の通り、赤いレンガの建物で、そのレンガの壁にはこれでもかってくらい何かの植物の葉が覆い茂り、蔦が這っている。
『おとぎ話に出てくる魔女のお家みたい』
そんな感想を言うミイをつれて、入り口の扉を引いた。
扉が開いた瞬間香るコーヒーの香りにミイがすん、と鼻を鳴らし、俺の横をついて歩く。
初めて来た場所に興味津々で、キョロキョロとあちこち見渡す姿が微笑ましく感じた。
『タカちゃん、カウンターに座ろ!』
返事も聞かずに、すでにカウンター席へ座っていた。
「カウンターでいいの?」
『うん!アレ使ってコーヒー落とすの見てみたいの』
なるほど。
指差す先にあるのはサイホン。普通の家庭では見られない代物でミイが見たいと思う気持ちも良くわかった。
駅前通りから2本裏道に入った通りにある 珈琲専門店赤レンガ”
名前の通り、赤いレンガの建物で、そのレンガの壁にはこれでもかってくらい何かの植物の葉が覆い茂り、蔦が這っている。
『おとぎ話に出てくる魔女のお家みたい』
そんな感想を言うミイをつれて、入り口の扉を引いた。
扉が開いた瞬間香るコーヒーの香りにミイがすん、と鼻を鳴らし、俺の横をついて歩く。
初めて来た場所に興味津々で、キョロキョロとあちこち見渡す姿が微笑ましく感じた。
『タカちゃん、カウンターに座ろ!』
返事も聞かずに、すでにカウンター席へ座っていた。
「カウンターでいいの?」
『うん!アレ使ってコーヒー落とすの見てみたいの』
なるほど。
指差す先にあるのはサイホン。普通の家庭では見られない代物でミイが見たいと思う気持ちも良くわかった。