愛のため息
「ずっとタカちゃんにも子供扱いされてて、免疫ついてたみたいでそんなに傷ついてないです。
それに、誰にどう思われてたとしても、関係ないって思うことにしてます。
ってホントは疑われたりしないように出歩かなきゃ良かったんですけどね。
でも誘われたらやっぱり嬉しくて…。
本当は一緒に出掛けてみたい!って思ってた。だから断りきれずにノコノコと出てきちゃいました」
苦笑いをして言うと稲垣さんは顔をあげて何とも表現できない難しい顔をしてた。
何か聞きたそうな素振りをされたけど、気づかないフリをして話を続ける。
「タカちゃんを好きだと思うキモチを消せないし、人になんと言われようと諦めるつもりもありません。
でも、周りから好奇の目で見られない歳になるまでは、気を付けようと思います。
タカちゃんに迷惑かけたくありませんから」
『大島くんは迷惑だなんて思ったりしないわ。ミイちゃんのことだって多分異性として意識してると思うわよ。じゃなきゃここへ連れてこないでしょ?』
稲垣さんの言葉に、首を傾げてしまった。
でもすぐに気づく。
そっか。タカちゃんが好きってキモチは打ち明けたけど、それだけで。
稲垣さんは付き合ってることには気付いてないんだ。
言ってないから当たり前なんだけど。
それに、誰にどう思われてたとしても、関係ないって思うことにしてます。
ってホントは疑われたりしないように出歩かなきゃ良かったんですけどね。
でも誘われたらやっぱり嬉しくて…。
本当は一緒に出掛けてみたい!って思ってた。だから断りきれずにノコノコと出てきちゃいました」
苦笑いをして言うと稲垣さんは顔をあげて何とも表現できない難しい顔をしてた。
何か聞きたそうな素振りをされたけど、気づかないフリをして話を続ける。
「タカちゃんを好きだと思うキモチを消せないし、人になんと言われようと諦めるつもりもありません。
でも、周りから好奇の目で見られない歳になるまでは、気を付けようと思います。
タカちゃんに迷惑かけたくありませんから」
『大島くんは迷惑だなんて思ったりしないわ。ミイちゃんのことだって多分異性として意識してると思うわよ。じゃなきゃここへ連れてこないでしょ?』
稲垣さんの言葉に、首を傾げてしまった。
でもすぐに気づく。
そっか。タカちゃんが好きってキモチは打ち明けたけど、それだけで。
稲垣さんは付き合ってることには気付いてないんだ。
言ってないから当たり前なんだけど。