愛のため息
『ごめんごめん。…うん、でも確かにそうだよね、教師が相手だと禁断ってなるのに、相手が教師じゃないから付き合ってもいいってワケじゃないんだよね』




『どういう意味?』



めぐが栞の言ってる意味がわからないと眉を潜める。




『だから、教師も、教師じゃない私たちのカレシも職種を考えなきゃ同じ社会人でしょ?

そう考える大人たちが身近にいたら、当然、私やミイのカレシも付き合っちゃいけない人に分類されちゃう』




『…あ、確かにそうだね』



『カレシに迷惑かかって仕事だってクビになる危険性もあるんだもんね。…制服で出歩くのは控えなきゃ。ミイ、話してくれてありがと!

めぐにしか話してないことなのに私に話してくれたのは私のカレシが年上だったからでしょ?アドバイスしてくれて助かった!』




「それも少しはあるけど、栞とはもっと仲良くなりたかったから話したっていうのが一番の理由だよ!」




めぐも栞は信頼できる人だって思ってるようだし。だから話せた。




「3人でこれからもっと仲良くなろうね!」




笑って言うと栞もめぐも笑って頷いてくれた。





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