愛のため息
何年も待たせたし、傷つけたけど、これからはミイを大切にする。






そんな決意で、イブの日、ミイに会いに行った。





どう考えても俺が悪いのに、また俺の側にいてくれると言ったミイ。





恨み言一つ言わず、気持ちを押し付けすぎたと謝るミイに、どれだけ胸が締め付けられただろう。












恥ずかしいから絶対言えないけれど、きっと初めてであった瞬間から、この恋の華は芽吹いていた。




華開くまで長い年月がかかったけれど。




多分、ミイの“タカちゃん大好き!!”って言葉を糧に少しずつ成長していったんだ。




じゃなきゃ、いくら小さな子が泣きそうだからって、『大人になったら』なんてぼやかした返事なんてするわけない。





小学生相手好きとは思えなくても、何年か先に好きになるかもしれない。





だからいつまでもはっきりと突き放せなかったんだろう。





それと犯罪まがいの事は避けなければと無意識に、自分の気持ちに気付かないようにしてたんじゃないかって、今だから分かるんだろうけどさ。






気付いたときには胸の中一杯に咲き誇るミイへの恋と言う名の華。







ミイが、側にいる限り一生枯れることなく咲き続けるよ。







だから、







これからもずっと、俺の側にいてくれな?






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